「空飛ぶクルマ」と「物流ドローン」を開発するSkyDrive(スカイドライブ、愛知県豊田市)は6月22日、航空産業を展開する仏タレス(パリ)とフライトコントロールシステムのサプライヤー契約を締結したと発表した。
スカイドライブは、今回の契約を受け、タレスのフライトコントロールシステム「FlytRise」を開発中の「SKYDRIVE(SkyDrive式SD-05型機)」に搭載する。
フライトコントロールシステムは、空飛ぶクルマ(eVTOL)で、最も重要な要素技術の1つ。パイロットの操縦装置からの入力を受け取り、機体の姿勢や速度を制御する機能を搭載しており、機体の高い安定性と信頼性を担保する。
タレスは、防衛・安全保障、航空・宇宙、デジタル・アイデンティティとセキュリティの3領域で関連技術を提供する。68か国に7万7000人の従業員を擁し、同社のシステムは、1980年代にエアバスの「A310」に初めて搭載されて以降、1万2000機以上の航空機に搭載されている。