佐賀県で自動車学校やドローン教習所を運営するOMCN(佐賀・佐賀市)は10月5日、自動車学校などで、トルビズオンのドローン空路整備プラットホーム(PF)「S:ROAD」を活用した、空の路上教習「ドローン災害対策講習」の提供を開始すると発表した。費用は税別5万円。同社によると、空の路上教習は全国で初めという。
講習は、対策や点検、水路の確認、また、ドローンの活用を目指すプログラム。インストラクターと、屋外でドローンを飛行させながらの危険予測や、点検確認を行いながらの実習演習を行う。座学と屋外での飛行実習演習で合計4時間となる。
学科は、災害時のオペレーションや法規制、求められる知識・技能、災害の基礎知識とドローン活用例、ハザードマップの利活用、オルソ撮影の基本知識、現場のケーススタディ、災害時の航空法特例などを学ぶ。
一方、実地飛行では、実際に踏査し現地の様子の確認、現地踏査とポートの検討、自動飛行の設定の最終確認と飛行、安全運行管理を実施する。
点検や撮影などを必要とする企業や自治体、ドローンの基本技術を習得済みの対象者、ドローン教習所の卒業生などを受講対象者とする。講習は運営する「大町自動車学校 佐賀鍋島校」などで行う。