ゼンリン、三井E&Sなどと、浅草花やしきの絶叫マシンのドローン自動飛行点検を実施

「スペースショット」の三次元点群データを取り込み飛行ルート設定を行う画面

ゼンリンデータコムは12月25日、三井E&S、スカイブリッジ、椿本興業と、三井E&Sのドローンの飛行ルート生成アプリ「ドローンスナップ」を活用したドローン自動飛行点検を、遊園地の浅草花やしきで11月21日に実施したと発表した。

浅草花やしきでは、高さ約60mの絶叫マシン「スペースショット」が、2022年に営業を終了後も、遊園地のシンボルとして設備継続的な保守・保全は必要不可欠だったが、点検員が地上60mまではしごを使って登り点検する安全性の懸念と、はしごがない側面が点検できないという課題があった。

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「ドローンスナップ」で事前に撮影アングルを設定した撮影予定画像(左)と撮影した画像

そこで今回、スカイブリッジが「スペースショット」の高精度な三次元点群データを作成。そのデータを基に、ドローンスナップを使って、ドローンの自動飛行・自動撮影を実行。撮影の結果、遊具点検で必要となる十分な精度を実証したという。

ゼンリンは三井E&Sと、実証で技術面のサポートを行った。同社では今後も「ドローンスナップ」を使ったインフラ点検分野でドローン実装に取り組んでいくとしている。