トルビズオン、スカイセッターと滋賀のドローン空路開拓事業を開始

滋賀県初というドローン空路開拓事業を開始
滋賀県初というドローン空路開拓事業を開始

トルビズオンは4月24日、ドローン事業を展開するスカイセッター(京都・長岡京市)と、ドローン空路整備システム「S:ROAD」を活用し、滋賀県初というドローン空路開拓事業を、滋賀県大津市から4月23日に開始したと発表した。

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滋賀県大津市真野地区に新設したドローンの空路

2社は、株式投資型クラウドファンディングサービス「FUNDINNO(ファンディーノ)」で、近隣滋賀県の投資家に働きかけ、滋賀県内にドローン災害訓練用の空路を新設した。空路は、琵琶湖の西岸、滋賀県堅田駅から車で約3分、徒歩で10分。大津市真野地区の住民の理解を得て、主にドローン災害訓練を行う災害調査コースを実施するために敷設した。

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新設空路周辺の環境

空路直下には真野川があり、風水害時の河川や水路点検などを行うための自動航行トレーニングが可能。DID地区から外れており周囲に障害物も少ないため、近距離や目視内での自動飛行の訓練にも最適という。目視外飛行などの場合は、国への許可申請を利用者自身が行う。

今後は、空路を活用したドローン災害訓練などを定期的に実施し、地域全体の災害対応力を高めることを目指す。加えて、今回の取り組みをモデルケースにして、コミュニティ運営を加速。全国の投資家間の連携を深める。

トルビズオンは、2024年1月に発生した能登半島の震災を契機に、「FUNDDINO」を通して全国600名以上の投資家と連携し、「S:ORAD」を利用した災害調査用のドローン空路敷設の動きを加速している。

一方、スカイセッターは長岡京市に拠点を置き、建物点検や農薬散布など、ドローンの活用事業や災害調査などに特化した特殊ドローンスクールの運営を手掛ける。2023年4月には、ドローンを利用した配送サービスの実証実験も行った。地域社会への貢献活動も積極的に行っており、長岡京市商工会などと協力し、長岡京ガラシャ祭でドローン体験イベントを毎年開催している。