NTTコム、米スカイディオのドローン「Skydio X10」の河川巡視性能など検証

NTTコムがスカイディオのドローン「Skydio X10」の河川巡視性能などを検証NTTコム、米スカイディオのドローン「Skydio X10」の河川巡視性能などを検証

NTTコミュニケーションズ(NTTコム)は5月15日、米ドローンメーカーのスカイディオ(カリフォルニア州)のドローン「Skydio X10」の河川巡視や鉄塔点検、夜間飛行の性能検証を4月に実施したと発表した。

検証は、「Skydio X10」の利用で想定する「セルラードローン」としてのドローン性能を確かめるために実施した。「セルラードローン」は、モバイルネットワークを利用して飛行や映像伝送などを行うドローンを指す。

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河川巡視の遠隔確認

河川巡視は、「Skydio X10」が持つ40分の最大飛行時間性能を生かし、河川敷1km以上を飛行し撮影映像を遠隔地に伝送しながら飛行できることを確認した。

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鉄塔撮影の様子

鉄塔点検では、最大128倍のデジタルズーム機能を活用し、通信鉄塔の周囲を飛行して撮影を行うことでボルトなどの詳細部分を確かめた。

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暗所を飛行する「Skydio X10」

夜間飛行については、暗所で自律飛行が可能な特長を生かし、実際に暗所で飛行を行い、照度が限られる場所や時間帯でも障害物を回避し安全に飛行できることを検証した。

NTTコムは、顧客が安心して「Skydio X10」を導入するためのポイントとして、今回、三項目の検証を行った。同社では求める検証結果を得ることができたことから、老朽化などの課題に直面するインフラの点検用途などで、セルラードローンとしての「Skydio X10」の販売を本格化する。

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上空LTEを使用した「Skydio X2」の飛行の様子

NTTコムはスカイディオと一次代理店契約を締結。2020年11月からスカイディオのドローン販売を開始。一方、スカイディオもNTTコムのパートナーシップ「docomo sky セルラードローンパートナープログラム」に加入し、ドローン「Skydio X2」で上空LTEを使った実証実験に取り組んでいる。2社は今後も「Skydio X10」を中心に、モバイルと自律飛行型ドローンを組み合わせたサービス提供で協力していく考え。