センシンロボティクス(東京都品川区)は8月9日、台湾の工業技術研究院(ITRI)と、点検ドローンの技術開発とインテグレーション、両社技術の日本と台湾市場での展開で連携すると発表した。
工業技術研究院(ITRI)は、約6000人の研究者が在籍する世界レベルの応用研究機関。1973年の設立以来、集積回路の研究をリードするとともに、新たな科学技術産業の創出にも注力。これまで3万件超える特許を取得し、TSMC、UMC、TMC、EPISTARなど上場企業の創設・育成にも取り組んできた。
一方、センシンロボティクスは、設備点検・災害対策・警備監視・現場管理などで、労働力不足、ミス防止、安全性の向上、時間、コスト、災害発生時の迅速な対応などの課題を解決するテクノロジーとソリューションを提供する。
同社では、豊富なプロジェクト実績で得られたノウハウを活用し、シナリオ策定から実証実験、実業務への定着化まで一気通貫で支援、老朽化する産業インフラや社会インフラの点検や、少子高齢化による労働人口の減少、激甚化する災害対策といった社会課題の解決を目指すとしている。