三菱食品は7月21日、IHI物流産業システム(東京・江東区)、Exotec Nihon(エグゾテック・ニホン、東京・港区)と、草加FSDC(フードサービスディストリビューションセンター、埼玉・草加市)に自動化物流システムを導入し本格運用を開始したと発表した。常温エリアにエグゾテックの3次元高速ピッキングシステム「Skypod(スカイポッド)」、冷凍エリアにIHI物流産業システムのケース自動倉庫「シャトル&サーバ」を導入した。
草加FSDCは、三菱食品が展開する中小飲食店向け業務用食材・資材卸売りサービス専用の物流センター。常温の業務用食材、酒類、資材、冷凍食品などを扱う。「Skypod」の導入は、国内の食品卸業界では初という。
今回導入したシステムは、常温エリアの「Skypod」が約1万182BIN、ロボット44台、ステーション3台で構成。冷凍エリアの「シャトル&サーバ」は6レーン、7488ケースで構成し、業務用冷凍食品の保管・出庫を担う。低温環境下での保管・出庫作業を自動化し、作業負荷の軽減と省人化につなげる。
「Skypod」は、ロボットがラック内を昇降し、対象アイテムを作業者の手元まで搬送する「Goods to Person(GTP、グッズ・トゥ・パーソン)」方式の倉庫自動化ソリューション。作業者の歩行負担や商品探索に要する時間を減らし、ピッキング作業の効率化と精度向上を図る。

従来拠点では、音声ピッキングシステムを導入し、庫内作業スタッフが音声ガイダンスに従って在庫保管エリアを移動しながら、約1万3000の商品を手作業でピッキングしていた。しかし、労働力不足が深刻化する中、「歩く」「探す」「寒い」「重い」といった物流センター業務の課題解消が必要になっていた。
三菱食品はシステム導入を契機に、出荷能力の向上、作業品質の安定化、省人化を進め、業務用食材・資材通販物流の事業拡大に対応できる物流基盤の構築を目指す。24時間365日の安定稼働を支える物流基盤づくりや、独自性の高い運営ノウハウの蓄積を進める。







