トラスコ中山(東京・港区)、IHI物流産業システム(東京・江東区)、仏エグゾテックの日本法人エグゾテックニホン(東京・港区)は8月4日、トラスコ中山の新物流センター「プラネット愛知」で、エグゾテックの3次元高速ピッキングシステム「Skypod(スカイポッド)」の本格運用を開始したと発表した。
トラスコ中山は、作業工具、測定工具、切削工具をはじめとする工場用副資材の卸売商社で、在庫と物流を競争力の源泉としている。現在は約63万アイテムの在庫を持ち、将来的には100万アイテム以上へ拡大する計画。
プラネット愛知は、トラスコ中山の29カ所目の物流センター。愛知県北名古屋市にあり、延べ床面積は約8万9162m2で、東京ドーム約2個分の規模を持つ。同社最大の物流拠点として整備し、製造業が集積する中部エリアへの供給力を高めるとともに、全国への即納を支える出荷拠点として活用する。
今回導入した「Skypod」は、仏エグゾテックが開発した倉庫自動化ソリューション。ロボットがラック内を昇降して商品を取り出し、対象アイテムを作業者の手元まで搬送する「Goods to Person(GTP)」方式の3次元高速ピッキングシステム。
プラネット愛知では、「Skypod」を工具、消耗品、保管用品、安全用品など、多品種にわたるプロツールのピッキングに活用する。導入構成は、3万1975BIN、ロボット37台、ステーション4台。

従来は作業者が倉庫内を移動しながらピッキングしていた。「Skypod」の導入で、商品を作業者のもとへ自動搬送することで、歩行負担や商品探索時間を削減。多品種・高頻度出荷が求められる工場用副資材物流で、ピッキング作業の効率化と精度向上につなげる。
同社では、取扱商品の増加やEC・デジタル受注の拡大に伴い、多種多様なプロツールの注文に対応する力の強化が求められている。物流業界全体の人手不足や将来的な労働力確保も課題となる中、倉庫内作業の省人化・省力化と生産性向上のため「Skypod」を導入した。
高密度保管によるスペースの有効活用にも対応する。コンベヤーやクレーンなどの固定設備が不要で、将来の物量増加に応じて増設できる柔軟性も導入の決め手になったという。
トラスコ中山は、プラネット愛知を100万アイテム以上の在庫保有と年間出荷金額約1000億円に対応できる物流センターとして設計した。今回のシステム導入により、作業生産性の向上、作業品質の安定化、省人化を進め、今後の事業拡大と在庫アイテム拡大に対応できる物流基盤を整備する。







