プロロジス(東京・千代田区)は4月17日、STOCKCREW(ストッククルー、東京・中央区)、特定荷主企業と、経済産業省の「持続可能な物流効率化実証事業」に採択された自動化プロジェクトに参画したと発表した。小規模EC(電子商取引)ニーズやBtoC物流への対応強化を見据え、物流施設「プロロジスパーク八千代2」(千葉・八千代市)で次世代EC物流モデルの構築を進める。
今回のプロジェクトでは、「プロロジスパーク八千代2」に入居するSTOCKCREWが自動化設備の導入とオペレーション設計・運用を担い、プロロジスは施設インフラを整備し、実装環境を構築した。実証では、荷役作業時間の半減など大幅な効率化を確認した。

実証の場になる「プロロジスパーク八千代2」は、ロボットや自動化設備の導入を前提とした「ロボフレンドリー」な物流施設として設計した。
1階から5階までノンブレースを実現する免震構造や、特別高圧電力の受電に対応するほか、無人フォークリフトや(自律移動ロボット)のフロア間縦移動自働化を可能にするインターフェースも実装した。中国エックスワイジー・ロボティクスのバンニング・デバンニングロボット「RockyOne」も施設内に導入し、入居企業向けに提供する。
また、プロロジスは「プロロジスパーク八千代2」で、STOCKCREWのEC物流センター向けに垂直搬送機の増設・延伸を伴う大規模改修工事を進める。4階から6階までの多層階を一体運営できる体制を整えることで、高頻度出荷に対応するEC物流オペレーションを施設面から支援する。
背景には、物流業界で深刻化する人手不足と、EC市場拡大に伴う多品種・小ロット・高頻度出荷への対応ニーズの高まりがある一方で、中小規模のEC事業者にとっては、大規模な自動化投資や先進的設備を備えた物流施設への入居はなお高いハードルとなっている。
プロロジスは、STOCKCREWと連携し、複数荷主の物量を集約することで、小規模EC事業者にも高度な物流機能を提供できる体制づくりを進める。







