ドローンやUGV(無人車両)などを開発するアトラックラボ(埼玉・三芳町)は7月22日、アバターロボット向けの統合制御基板を開発したと発表した。LTE通信、リアルタイム映像・音声通信、ウェブブラウザーによる遠隔操作、「ROS 2」によるSLAM(自己位置推定・地図作成)やロボット制御用I/Oを1枚の基板に集約した。
開発した基板は、LTE通信モジュールとラズベリーパイコンピュートモジュールを搭載する。LTE通信モジュールによる長距離通信、ラズベリーパイコンピュートモジュールによるAI(人工知能)処理や画像処理、低遅延の映像・音声双方向通信、ウェブブラウザーからの遠隔操作、SLAMによる自律移動、各種センサーやモーターを接続できる拡張性を備える。ロボットOS(基本ソフト)「ROS 2」によるロボット制御にも対応する。
これまでは、通信装置、制御コンピューター、映像伝送装置などを個別に組み合わせる必要があり、配線や設定が複雑になりやすかった。機体の大型化や重量増加も課題だった。今回の基板では、複数機器で構成していた通信・制御・演算システムをコンパクトに集約したため、アバターロボットの開発期間短縮、小型化、信頼性向上が図れるという。
アトラックラボは今後、同基板を自社開発ロボットへ順次搭載するとともに、ロボットメーカーや研究機関への提供も進める。AI画像認識やクラウドサービスとの連携機能を強化し、通信・制御・AIを統合したフィジカルAIプラットホームとして発展させる計画。








