アイリスオーヤマ傘下でロボット開発のシンクロボ(東京・文京区)は1月27日、ロボット開発促進の拠点オフィス「シンクロボ秋葉原ラボ」(東京・文京区)を開設したと発表した。
開設した「シンクロボ 秋葉原ラボ」は、ロボットを動かすための十分なスペースを確保。除塵(じょじん)と水拭きの清掃ロボットを始め、清掃以外のロボットの開発・検証も行うためのフロアタイルエリアや毛足が長いタイルカーペットエリア、JIS規格に準拠したエリアなど、3つの走行エリアを設けたす。
オフィスは、グループのアイリスチトセが設計。コロナ禍を経たニューノーマル(新常態)の働き方に対応できるオフィスを体験できる。海洋プラスチック再生樹脂を採用したオフィスチェアなども配置し、環境問題やSDGs(持続可能な開発目標)にも配慮した。
シンクロボは、ロボットのソフト開発やハードウエア設計などを行う。東京大学情報システム工学研究室出身のロボットエンジニアが創業したロボット開発スタートアップ「スマイルロボティクス」の全株式をアイリスオーヤマが2023年に取得し、「シンクロボ」に社名変更した。2025年にはシンクロボがソフトを開発し、ハードとソフトを初めて内製化した清掃ロボットを発売する計画。
■シンクロボ 秋葉原ラボ
・所在地:東京都文京区湯島1-2-4 BIZCORE御茶ノ水7階
・床面積:約385.37m2
・アクセス:JR秋葉原駅 徒歩7分、東京メトロ御茶ノ水駅 徒歩7分、JR御茶ノ水駅 徒歩8分、東京メトロ末広町駅 徒歩8分