ハクオウロボ、自動フォーク「AutoFork」の搬送ルートシミュレーター公開

AutoFork搬送ルートシミュレーター」の画面イメージ
AutoFork搬送ルートシミュレーター」の画面イメージ

自動フォークリフト開発のハクオウロボティクス(東京・荒川区)は6月17日、自動フォークリフト(AGF)「AutoFork(オートフォーク)」の導入検討を支援する「AutoFork搬送ルートシミュレーター」を公開したと発表した。倉庫や工場の図面・写真を基に搬送ルートを作成し、搬送距離や概算サイクルタイムを試算できる。

シミュレーターは、ユーザーが倉庫や工場などの図面・写真をアップロードし、実際の距離に合わせて縮尺を設定して利用する。搬送元や搬送先を配置し、走行ルートや荷積み・荷下ろし回数を設定することで、総搬送距離や概算サイクルタイムを確認できる。

シミュレーターによる搬送時間や搬送距離、処理能力などは概算値になる。実際の導入可否や搬送能力は、現場環境、荷姿、通路幅、停止位置、運用条件などにより異なるとしている。

作成した搬送ルートや試算結果は、レポートとして出力できる。レポートは社内での導入検討や稟議(りんぎ)資料の作成、関係者との情報共有に活用できる。作成データはローカルファイルに保存・読み込みが可能で、検討途中の内容を継続して編集できる。

ハクオウロボティクスによると、AGF導入検討では、これまで搬送距離や搬送時間、処理能力の試算をメーカーが担うケースが多いという。一方で、現場ごとに搬送ルート、荷役回数、通路幅、搬送頻度、運用条件が異なるため、初期検討段階で導入効果を把握しづらい課題があった。同社はシミュレーターの提供で、こうした課題解決を図る。今後も、導入検討を支援するツールや情報提供を拡充するとしている。

「AutoFork」は、庫内搬送や工場内工程間搬送に対応した小型自動フォークリフト。独自開発の自動運転ソフトウエアと物体認識技術を組み合わせ、複数パレットの一括自動認識や物流機器との連携、最短で納入当日から自動搬送できる簡易なセットアップなどに対応する。