ソフトバンクロボティクス(東京・港区)は9月28日、米ベア・ロボティクスと共同開発した配膳ロボット「Servi Q(サービィ キュー)」の国内販売を開始したと発表した。本体が横幅35cmのスリムな設計で、最小通過幅45cmに対応しており、狭い通路からバック走行で退出する機能を搭載した。
「Servi Q」は、配膳ロボットの導入で課題となる狭い通路や方向転換スペース、走行時の料理やドリンクの揺れ、車輪へのゴミの巻き込みなどに対応するため開発された。360度LiDAR(ライダー)で周囲を認識し、方向転換できない狭い通路や袋小路ではバック走行で退出できる。複数台が向かい合った場合は、一方が後退して道を譲るなど協調して走行する。
サスペンション機構を採用することで、走行時のトレーの揺れを抑制した。食べ物のかけらや紙くず、髪の毛などを巻き込みにくいホイールとキャスター構造、ホイールのゴミをマットにこすり落とす「クリーニングモード」も備える。
トレーは1段目と2段目を6cm単位で高さ調整でき、1~3段から選択可能。各段で最大10kg、合計最大30kgまで積載が可能。料理やドリンクの配膳・下膳のほか、食器や備品などの運搬にも利用できる。
さらに、フロントには表情を表示するディスプレーと18.5インチの大型ディスプレーを搭載。大型ディスプレーにはメニューやキャンペーン、広告などを表示でき、店舗やブランドに合わせたオリジナルの表情にも対応する。
ソフトバンクロボティクスでは、飲食店やホテル、商業施設、介護施設など、限られたスペースや複雑な動線でこれまで配膳ロボットを導入しにくかった環境での利用を見込む。








