テックファーム、狭小空間ドローン「IBIS2」でインフラ点検支援事業に参入

テックファームが使用するリベラウェアの狭小空間点検ドローン「IBIS2(アイビスツー)」
テックファームが使用するリベラウェアの狭小空間点検ドローン「IBIS2(アイビスツー)」

テックファームは7月7日、リベラウェアの狭小空間点検ドローン「IBIS2(アイビスツー)」を活用した老朽化インフラの点検事業に参入すると発表した。機体提供に加え、データ取得、3Dモデル化、訓練環境の整備、現場導入・定着までを一体で支援する。3年間で100セットの提供を目指す。

「IBIS2」は約20cm角、重さ243gの小型ドローンで、直径50cmの配管内も飛行できる。下水道管路など、人が入りにくい狭小・暗所・危険空間の点検に使用できる。テックファームは2026年6月から、リベラウェアのゴールドパートナーとして「IBIS2」の提供を開始した。

同社は、これまで培ってきたXR、3D空間構築、デジタルツイン関連開発のノウハウをインフラ点検事業で応用する。ドローンで取得した映像や画像データを基に設備内部を高精細に3Dモデル化し、設備状態の把握や共有を遠隔でも可能にする。点検履歴や劣化状況を重ね合わせた維持管理支援にもつなげる。

同社によると、老朽化した社会インフラの維持管理では、点検需要の増加と人材不足が課題となっているという。下水道管路や地下空間は、狭く暗いだけでなく、有毒ガスや酸欠のリスクもある。そのため、人による目視調査への依存を減らすため、狭小空間ドローンを使った点検への関心が高まっているといい、こうした需要を開拓する。

今後は下水道管路点検分野を起点に、共同溝、地下管廊、トンネル付帯設備、エレベーターシャフト、プラント内の配管、ダクト、タンク周辺、発電設備、災害時の立ち入り困難空間などの点検に広げる。地方公共団体や測量会社、設備点検会社、建設コンサルタントなどをターゲットに「IBIS2」の導入を検討する事業者向けの理解促進ツールや、操縦訓練シミュレーターの実装も進める。