エバラ物流、ハクオウロボの「AutoFork」導入 ロボットパレタイザー周辺搬送を自動化

コンベヤーから完成品パレットを受け取る「AutoFork」
コンベヤーから完成品パレットを受け取る「AutoFork」

物流ロボット開発のハクオウロボティクス(東京・荒川区)は8月5日、エバラ物流(横浜市)が、津山物流センターに自動フォークリフト(AGF)「AutoFork(オートフォーク)」を導入したと発表した。隣接するエバラ食品工業津山工場のロボットパレタイザーと連携し、完成品パレットの搬出と空パレット補充を自動化した。

「AutoFork」は「AutoFork」は、庫内搬送や工場内の工程間搬送に対応する小型AGF。独自開発の自動運転ソフトウエアと物体認識技術を組み合わせ、複数パレットの一括自動認識、倉庫内の物流機器との連携、短期間でのセットアップなどに対応する。

今回の導入では、ロボットパレタイザーの制御盤と「AutoFork」をPLC(プログラマブルロジックコントローラー)経由で接続し、完成品パレットの搬出要求信号や品種データをリアルタイムに送受信する仕組みを構築した。

「AutoFork」は搬出要求信号を受信すると、コンベヤーから完成品パレットを受け取り、設定された仮置き場へ搬送・格納する。空パレット投入口に設置したセンサーが空パレットの残量低下を検知すると、補充要求信号を受けて「AutoFork」が空パレットを投入口へ自動補充する。

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仮置き場への格納作業の様子

荷物の高さや重量を踏まえ、2段積みと1段積みの積載パターンもあらかじめ設定した。「AutoFork」は、パレタイザーから受信する品種データに基づき、対応する積載パターンに切り替えて搬送する。対象となる搬送量は1日あたり約50パレット。パレタイザー周辺の完成品パレット搬出と空パレット補充を自動化し、作業者が常時張り付く必要のない稼働体制にした。

津山物流センターでは、隣接する津山工場で製造された製品を積載したパレットを受け取り、出荷に向けた仮置き・保管を行っている。同工場のロボットパレタイザーは深夜帯も稼働するため、完成品パレットの搬出と空パレット補充を継続的に行う必要があった。

これまでは、作業者がパレタイザーの稼働状況に合わせて対応していた。夜間対応の負担軽減と、安定した運用体制の構築が課題となっていた。エバラ物流では「AutoFork」の導入で課題解決につなげる。一方、ハクオウロボティクスは今後、実際の稼働状況を踏まえて運用の最適化を図るとともに、他拠点への展開も進める。