オートストア、異なる高さのビン対応WS「FlexBinsPort」など発表 AIで設計・保守も支援

異なる高さのビンを1台で扱う「FlexBinsPort」
異なる高さのビンを1台で扱う「FlexBinsPort」

ノルウェーのロボットメーカーのオートストアは10月28日、異なる高さのビンを1台のワークステーション(WS)で扱う「FlexBinsPort(フレックスビンズポート)」など、2026年秋の新製品・新機能を発表した。ロボットピッキングや生成AI(人工知能)による投資・設計支援、予防保全などを強化し、自動倉庫の運用効率向上や自律化を進める。

「FlexBinsPort」は、オートストアのすべての標準ビン高さに対応し、異なる高さのビンを1台のワークステーションで処理できる。商品サイズごとに設備を分ける必要を減らし、保管とピッキングを1つの流れにまとめることが可能。オートストアの試算では、保管効率を10~15%向上できるという。

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「FlexBinsPort」(左)とケース単位・ピース単位の処理をつなぐ「AutoCase」

ケース単位の入庫・保管・取り出しとピースピッキングを1つのシステムで行う「AutoCase(オートケース)」も機能を拡張する。2027年第1四半期から600×400mmまでのケースに対応するほか、複数のステーションで同じタスクグループを並行処理し、パレタイジングや梱包工程へ連続してケースを供給できるようにする。

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中小企業向けロボットピッキング「Pio Pal」(左)とAIロボットピッキング「VersaAI」

中小企業向けにはロボットピッキング「Pio Pal(ピオ・パル)」をRaaS(ロボティクス・アズ・ア・サービス)で提供する。事前にピッキングした注文では、ワークステーションの梱包処理能力は1時間当たり最大540オーダーライン。新たな事前ピッキング機能では、人員を増やさずに処理性能を最大3倍に高められるとしている。

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生成AIで導入効果などを支援する「CubeExplore」(左)と稼働データからメンテナンス判断と複数拠点を管理する「CubeFleet」

AIを使った導入前の投資評価やシステム設計も強化する。生成AIを搭載したモデリングツール「CubeExplore(キューブエクスプローラー)」は、運用データなどを基にROI(投資利益率)のシナリオ作成を支援する。

設計システム「CubeStudio(キューブスタジオ)」にはAI設計アシスタントを組み込み、複数のシステム構成や想定ROI、規模、処理性能を比較できるようにした。

保守管理では「CubeFleet(キューブフリート)」を展開する。リアルタイムの稼働データなどを基にメンテナンスが必要なタイミングを通知し、対応方法や作業指示を1つの画面で管理する。オートストアの試算では、計画外のダウンタイムを35~45%削減できると見込んでいる。